家賃年収1,000万円で会社は辞められるか

副業や生活設計
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

「家賃年収1,000万円あれば、会社を辞められるのでは?」
不動産投資をしていると、一度は考えるテーマですよね。

経済的自由つまり「FIRE」を目指して不動産投資を行おうという方も多いと思います。

しかし、結論から言うと、「家賃年収1,000万円では、会社を辞めるのはかなり厳しい」です。

今回は実際にシミュレーションを行いつつ、その理由を数字で見ていきたいと思います。

ペルソナ設定

■支出(生活費)
まずは支出から確認します。
ikioの生活圏である関西圏で、子ども2人の4人家族、持ち家(住宅ローンあり)を想定します。

・食費:8〜10万円
・光熱費:3万円
・通信費:2万円
・教育費:3〜6万円
・保険:2万円
・日用品、娯楽:5万円
・住宅ローン:10万円

合計すると、月40〜50万円ほど。年間では480〜600万円になります。
贅沢しすぎず、でも無理もしない水準です。

つまり、会社を辞めるなら、最低でも年間500〜600万円を安定して生み出す必要があるわけですね。
この設定でも、事故や病気など突発的な対応が難しいことも、覚えておきたいところです。


■収入(家賃収入のみ)
次に、家賃年収1,000万円を分解します。

・家賃年収:1,000万円
・空室率:10%
・経費率(管理費・修繕・税など):25%
・事業用借入返済:年間350万円

ここからさらに所得税・住民税、そして会社員を辞めた(個人事業主)場合は国保・国民年金が引かれます。
最終的な手残りは約200万円前後(160~250万円程度)になると思います。

「1,000万円」という響きから想像する金額とは、かなり違いますね・・。
正直なところ、思ったよりも少ないと感じるのではないでしょうか。

生活費が足りない!

生活費:480〜600万円
不動産の収入手残り:200万円前後
差額は、▲300~400万円にもなります。

つまり、会社員の給与がなくなると、毎年赤字になる可能性が高いです。
会社員としてなら、各種保険や年金、更には税金にも少しの優遇があるので、世帯年収ベースでは700~800万円でもこの生活は可能です。

そう考えると、「家賃年収が給与を上回っても、必ずしも自由とは言えない」ということがよくわかりますね。

特に拡大途中の場合は、物件(収入)が増えても、経費や借入も増えますので、更にキャッシュフローは薄くなります。

家賃年収1,000万円は「規模の指標」にはなりますが、「自由の指標」ではありません。

では、いくらあれば会社を辞められる?

この金額は家族構成や環境で変わるので、人それぞれ必要な金額は変わります。
これは逆算して計算してみると良いです。

ここでは、ペルソナの例をもとに計算してみます。

生活費600万円(50万円/月)+予備費100万円として、年間700万円は欲しい。
税引後700万円を確保するには、税前で約850〜900万円のキャッシュフローが必要です。

事業用借入返済が350万円なので、家賃収入では1,400万円~1,500万円程度が一つの目安となります。

逆算することで、かなり現実的な「基準」が見えてきました。
結果的に、「家賃年収1,000万円は通過点」でしかないことが分かりますね(※)。

※あくまで一例のシミュレーションです。

とはいえ、家賃年収1,000万円は、すでに“十分に成果を出している”水準だと思います。

・規模としては十分“事業レベル”
・金融機関からの評価も得やすい
・拡大余地もまだ大きい
・これまでの戦略は間違っていない


ただし、まだ会社を辞めるゴールの段階ではない。

この道半ばで無理やり会社を辞めても、心理的にも資金的にも余裕がなくなりやすくなるのが十分に想像できます。
このシミュレーションには通常の生活費のみしか計算しておらず、入学・学費などは含まれてないですしね。

2026年2月は金利上昇局面にあり、退去も連鎖するかもという可能性まで考えると、安全性は取り過ぎてもいいくらいかもしれません。

現実的な選択肢

先ほど道半ばと書きました。
では、FIREをゴールとする場合、ここからとれる選択肢を書いていきたいと思います。

①会社は続けつつ規模拡大する
一番現実的な選択肢です。
この段階まで進められたのであれば、現状のやり方に間違いはありません。給与で生活を守りつつ、継続あるのみです。

②拡大を止め、ペーパーアセット特化に切り替える
不動産はどうしても固定費(経費や税)がかかるので、一部売却し、株や債券、金地金などのペーパーアセットに切り替えて、CFを確保する選択肢もあります。
固定費は年間0~数%の維持費のみになるので、自由に使える資金は多くなります。
ただし、全ての不動産を現金化するのに時間やお金も掛かります。キャピタルで増えたとしても思ったほど手残りはない可能性もあります。

③他収入を組み合わせる
株での配当金や、他事業(やりたいこと)で収入があれば、それを組み合わせて1,500万円になるようなら、会社員は辞めても生活はできるはずです。

個人的には、「1,000万円で即退職」よりも、選べる立場になることが重要だと感じます。

まとめ

繰り返しになりますが、「家賃年収1,000万円では、会社を辞めるのはかなり厳しい」です。

今回は前提として4人家族の場合をシミュレーションしましたが、必要とする生活費を抑える(2世帯住宅)や配偶者との2馬力で収入を増やすなど、個人の環境や家族構成で前提は変わります。
1,000万円で十分という人もいるでしょうし、逆に2,000万円でも足りない人もいるでしょう。


自身に合った最適な家賃収入を知るためには、
①家計簿による必要な生活費の記録
②年間支出を計算する
③必要支出から家賃収入逆算
の順にできる部分から進めると良いと思います。

会社を辞めるという大きな決断は、一発逆転ではなく、積み上げの先にあるもの。
地道な継続こそが、最短ルートなのかもしれませんね。


ちなみにikioはちょうどこの1,000万円に手が掛かる段階です。
正直、生活は全然楽になった感覚はありませんw
とはいえ、家賃収入>経費・借入返済で回せていますので、順に完済になっていくと将来的に楽になるのが見えていますので、まさに先述の通り、地道に思えても淡々と継続していきたいと思います。

今回は以上です。

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