OEM業者どのように決めた?

農業
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。
実家の農地を相続しました。農地も立派な資産。これも不動産投資(資産形成・活用)と捉え、自分なりにできる事を模索していきたいと思います!

以前の記事でサツマイモは加工品にする計画をしました。
小さな畑で区分1室以上のキャッシュフロー?!

レシピも決まりましたので、いよいよOEM(製造委託)に依頼相談を開始します。
どんな業種・仕事でもそうですが、1社のみに依頼するのではなく、複数社から相見積もりを取り比較することが大切です。

今回は3社に問い合わせをしました。
本記事では、問い合わせから業者決定までの流れをまとめています。

業者の探し方

「問い合わせ」と言っても、この業界や商品の取引経験はゼロ。
完全に人脈なしの状態からスタートです。

今の時代、電話帳をめくるようなことをしなくても、インターネットで簡単に業者を探すことができます。本当に便利な時代ですよね〜。

「サツマイモ ジャム スプレッド OEM」など、関連キーワードをいくつか組み合わせて検索すると、すぐに業者のホームページが出てきます。
検索ワードに「地域名」を加えると、自宅や圃場の近くの業者が絞り込めるのでオススメです。食品は、輸送コストや管理がネックになるため、できるだけ近場の業者が理想です。

OEMを受けている業者は意外と多く、候補はすぐに集まりました。
確認したポイントは以下の通り。

・工場の所在地
・規模感
・依頼したい商品の実績があるか

・小ロット対応が可能かどうか
これらのポイントを踏まえて、候補を絞り込んでいきます。

う~ん。
実際に調べてみると、小ロット(特に個人レベル)の依頼に対応していない業者も意外と多いですね。
数量に関する記載がない業者にも、ダメ元で一応問い合わせはしてみることにしましょう!

そうして、最終的に有力そうな3社まで絞り込みました。

業者へ問い合わせ

今回候補に挙げた業者はこちらの3社です。

■A社
・所在地:兵庫県
・小ロット対応:不明(要問合せ)
・農家支援に積極的
・オリジナルレシピも作成可

■B社
・所在地:三重県
・小ロット対応:可(明記あり)
・OEMだけでなくマーケティング視点もあり、相談しやすそう。
・オリジナルレシピも作成可

■C社
・所在地:大阪府
・小ロット対応:可(明記あり)
・惣菜・冷凍食品など幅広い加工に対応。業務用に強い印象
・オリジナルレシピも作成可

今回は依頼する事なかったですが、いずれの業者も商品開発からの依頼に対応可能とのことで、心強い印象を受けました。

3社ともホームページに問い合わせフォームがありましたので、まずは簡易的な打診を行います。
初回問い合わせでは以下のような情報を記載しました。

・兵庫県で小規模農家をしていて、加工商品の販売を検討している
→軽い自己紹介。自家栽培の農作物でスプレッドのOEM製造を相談したい旨を記載
・どんな商品を作りたいか(ざっくりでOK)
→方向性・対応可否が判断できる
・使用したい原料(紅はるか、砂糖、バター)
→特別な加工が必要か判断するため
・小ロット対応を希望していること
→小規模でも相談に乗ってくれる業者か確認できる
・製造条件、費用感等
→当初の予算に合うかどうか、材料の搬入や納品方法の諸条件も確認
・連絡先
→名前やメールアドレス、電話番号、所在地(〇〇市まででOK)

この内容をメールにまとめ、問い合わせフォームから送信しました。
どの業者も自動返信で「3〜5営業日以内に返答」とありましたので、一旦待機になりますね~。
その間に包材(瓶やキャップ)の候補選定や検品関連の情報も調査しておきました。

各業者からの返答

各社から返答がありました。
内容もさることながら、返信スピードも意外と重要な判断材料になりますよね。

■A社
返信なしのまま2週間経過したため、リマインドしたところ返信がありました。
・最低ロット:500kg以上。(小ロット不可)
・アレルゲン制限:乳製品使用不可(バターNG)
→ バター入りスプレッドは不可ということで、仕様面でもミスマッチ。今回はお断りしました。残念!

■B社
・レスポンス:非常に早く、メールも丁寧。条件に応じた選択肢の提案もあり
・試作品:作成可(15,000〜20,000円+材料費)
・小ロット対応:最低規定数はあるが、それ以下も相談可能
・加工賃:比較的良心的(予算内)
・生イモで搬入できるか:可能

■C社
・レスポンス:記載通り3営業日以内に丁寧な返信あり。条件も明確
・試作品:作成可(20,000円+材料費)
・小ロット対応:対応可だが、B社の倍程度のロット数
・加工賃:B社の約1.5倍(予算を少しオーバー)
・生イモで搬入できるか:可能

ある程度条件が出そろいました。
A社はミスマッチのため除外なので2社での比較ですね。実際にやり取りしてみてB社で進める事にしました。

まずは試作品を作ってみる

B社と進めるにあたり、レシピはあらかじめ提供しましたが、家庭で作るものと工場で製造するものでは勝手がまったく異なります。
もちろんレシピ通りに作ってはもらえますが、衛生基準や保存方法などをクリアしているかを確認する必要があります。
そのため、まずは検品用の試作品を作成してもらうわけですね。

レシピと家庭での手順をセットで送ったところ、以下のような返信をいただきました。

お送りいただいたレシピの手順については調理用となりますので、加工用に修正する必要があるかと思いますが問題ございませんでしょうか。
決定したレシピ、包材をご教授いただきましたら、その後試作日を調整し、材料納入日などお知らせいたします。

同じ方向を向いて検討してくださっているのが伝わり、安心感がありました。問題ない旨をお伝えし、やり取りを進めていきます。

包材は予算に収まる商品をネット販売で見つけられましたので、これは自分で手配します。
ちなみに、100均で売られているような商品は絶対NGです!衛生面だけでなく、密閉性や保存性の仕様が異なり、加工食品には適していません。

何度かやり取りを行い、試作品の条件はまとまりました。
・試作品作成時期:9月上旬(B社の製造ライン調整済み)
・試作品数:3本(検品用)
・試作品レポート:工程などは報告書あり

・保管:要冷蔵想定
・材料:こちらで準備。指定日までに配送。
・包材:同じくこちらで手配し、材料と同梱。
・費用:15,000~20,000円。(配送後に請求書発行)


ここまで進んでくると、いよいよ現実味が出てきますね〜!
オラ、わっくわくしてきたぞ!

まとめ

今回は、たまたま相性の良い業者(そして担当者)と出会うことができ、スムーズに進めることができました。
こうしたご縁がなければ、なかなか話も前に進みませんからねぇ・・。

農地という形で受け継いだ資産を、ただ守るのではなく、少しでも価値を生み出せないかと模索する中で、こうして一歩ずつ形になっていくのは、かなり感慨深いです。

正直、まだまだ手探りで、分からないことばかりが山積みです。
ひとつずつ経験として積み重ねていくことで、きっと次の展開に繋がっていくはず・・今回のOEM依頼が、その第一歩になれば嬉しいですね!

試作品が無事に完成したら、次は検品のフェーズへ進みます。
このあたりの様子は、また次回以降の記事でまとめたいと思います。

今回は以上です。

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