こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。
実家の相続農地を使って「農業 × 商品開発」に挑戦中です。
農地も立派な資産。これも不動産投資(資産形成・活用)の一環として活かし、収益化するプロジェクトを進めています!
この取り組みの始まりはこちらの記事から。
▶「農業はじめました」不動産投資の新しい挑戦
以前の記事では、試作品づくりについて触れました。
▶OEM業者どのように決めた?
そして今回、実際に発注していた、試作品が届きました!
現実に形になってくると、開発している実感が湧いてきますね!
今回は、試作品づくりまでの流れと試食レビューをまとめていきたいと思います。
試作品づくりまでの道のり
思い返せば、業者探しから条件決めまで、かなりの時間がかかりました・・。
ただ、ここは妥協できない部分だったので、じっくり時間をかけるのが正解だったと思います。いたい一カ月くらいかかりましたね。もう少し早く動き出してもよかったかもしれません。早くも反省モードですw
さて、そんなこんなで試作品の製造ラインが確保できたら、材料を送付します。
■送付日
製造日前日に届くよう指定します。指定日があるのは、他の製造品と材料が混ざらないようにするためです。
バターを使用するため、クール便での発送が必要。ククール便は最大で3営業日先までしか指定できないため、発送のタイミングには注意が必要です。
■送付内容
今回は下記の材料を送付しました。
・サツマイモ(市販品)
・バター(市販品)
・砂糖(必要分を小分け)
肝心のイモが市販品なのは、まだうちのイモが収穫できてないからですね。品種だけは合わせています。
製造歩留まり(ぶどまり)が80%と多めに見積もり、試作品4本分から逆算して材料を調整しました。
また、瓶とキャップはこちらで手配し、材料と一緒に同梱しています。物によっては業者側で用意できる場合もあるので、相談してみると良いかもしれません。
これらを整えた上で、指定日に付くように配送業者に持ち込み、発送完了を業者に連絡します。
業者からの連絡
材料を送って数日後、「そろそろ製造日かな~」と思っていたタイミングで、業者からメールが届きました。
さつまいもスプレッドの試作製造が完了し、発送の準備が整いましたのでご報告申し上げます。
製造内容詳細は添付報告書をご覧ください。
お!
ついに来ましたね。
報告書の内容は以下の通りです。
■製造完了報告(A4用紙一枚)
・製造日
・製造工程(詳細な手順あり)
・使用材料:こちらで手配した分量
・内容量
・製造本数:6本
・歩留まり:96%
・殺菌条件:85~90°C 30 分
・水分活性:0.89(細菌は繁殖できないが、一部の酵母やカビは生育可能な数値)
・糖度:40Brix(=溶液100g中に糖分40gの高糖度)
・賞味期限:6カ月
・保存方法:直射日光、高温多湿を避け保存
・使用包材:こちらが発送したものを文章化
・特記事項
想像以上に詳細でした!
特に、水分活性※などはikioがあまり意識していなかった部分。こうした業者ならではの視点は非常に参考になります。
※食品中に存在する自由水(微生物の増殖に利用される水)の割合を示す指標
■特記事項
・提供したレシピ通りに製造可能だった
・同レシピで冷蔵オンリーではなく、常温で6カ月賞味期限(過去実績から算出)が製造可能だった
・イモのサイズがSSサイズだったため、本製造でも同等のものを使うと単価が上がる可能性あり
懸念点まで丁寧に書いていただいており、非常に信頼できる印象です。
さらに、歩留まりがなんと95%以上!
4本分の予定が、なんと6本も完成。これは嬉しい誤算。収穫量に対してのロスが少なくて済みそうです。やったね!
■請求書
事前に試作費用は15,000~20,000円と聞いておりましたが、実際は約18,000円。概ね予定通りでした。
■検品について
味見はもちろん行いますが、販売には「成分分析検査」「菌検査」が必要です。
当初は自分で手配する予定で、見積もりも取っていましたが、今回の業者からも概算見積もりを提示いただきました。
金額はほぼ変わらずでしたが、既に業者が付き合いのある検査機関でやってもらえるなら、その方がスムーズと判断し、検査手配もお願いすることにしました。
試作品が届いた!
というわけで、冒頭に戻ります。
試作品がついに手元に届きました!
う~ん。感慨深いなぁ・・!
■試食タイム
では早速試食してみます。例のごとく、家族総出で試食会を開催しましたw
色味:黄土色寄りの自然な色合い(蒸し芋っぽい仕上がり)
食感:なめらかだけど粒感もあり、軽いサクサクした噛みごたえ
容量感:トースト1枚にたっぷり塗って1/4~1/3ほど。ちょうど良い
香り:サツマイモ主体で、ほんのりバターの香り
味わい:バターは控えめで、サツマイモの甘さが主役
・後味はさっぱり、口に残らない
・舌触りは「軽いポテトサラダ」っぽい
使いやすさ:固めのテクスチャで、垂れずに塗りやすい
ペアリング:試した食い合わせと合いそうなもの
◎ トースト(ベストマッチ!)
△ ヨーグルト(混ざりにくい)
○ バニラアイス(甘さが合いそう)
○ 肉料理の付け合わせ(意外にアリかも?)
総評:
想定通りの仕上がりで、添加物なしでも十分な滑らかさ。家族全員一致で「これは良い!」という評価を得ました。
これは流石に実績のある業者の仕事。普通においしかったです。
特に甘すぎるものが苦手な子どもが喜んで食べていたのは大きな収穫。これだけでも、試作して本当に良かったと思えましたw
試食も終え、特に問題がないように思いましたので、本製造に向けて改めて業者へ連絡しようと思います。
今後の動き
試作品は全て手元にあります。
このうち数本を、検品用として検査機関へ送付する必要があります。
手配は業者側が行ってくれるため、こちらで配送業者に引き渡しをすれば完了です。
製造までは、ある程度道筋が見えてきました。あとは、以下の準備を進めていきます。
・無事に収穫する事!
・販売方法を準備
収穫に関しては、今のところ順調です。
最近はツルも伸び放題で好き勝手していますw
除草やツル返しなど、丁寧に接してます。
一番の課題はやはり販売方法。これは2つの方法を予定しています。
①店頭販売(イベント)
と言っても、お店を構えているわけではないので、イベントでの限定販売を検討中。
このスプレッドだけでなく、他のアイテムも試す予定です。出展料で場所確保できるので、割とコスパはいいのかなと思ってます。
②ECサイト販売(BASE)
「BASE(ベイス)」というASP型※のネットショップサービスを利用予定です。
※インターネット経由で提供されるソフトウェア。要は、誰でも簡単にネットショップを作れる仕組みです。
こちらはまずはマーケティングから始める必要があり、少し大変ですが、24時間受付でき、注文が入れば発送対応する流れは副業としてちょうどいい作業量です。
どちらも一長一短ありますが、せっかく作った商品なので、より多くの方の目に触れてほしい。そう願って準備を進めていきます!
まとめ
商品については、ほぼ完成に近づいてきました。
残るは販路の確保ですね。実際、ここが一番の難関だと感じています。
ECサイト自体は既に用意しているものの、まだ商品を掲載できておらず、少し寂しい見た目に・・。
それでも、この秋にはスプレッドの販売をスタートしたいと考えていますので、また進捗があればこのブログでも報告していきます!
今回は以上です。
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