こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。
実家の相続農地を使って「農業 × 商品開発」に挑戦中です。
農地も立派な資産。これも不動産投資(資産形成・活用)の一環として活かし、収益化するプロジェクトを進めています!
この取り組みの始まりはこちらの記事から。
▶「農業はじめました」不動産投資の新しい挑戦
先日試掘を行いました。
少し小ぶりでしたが、キレイな紅色をしており、特に虫食いや病気も見られず順調に感じられました。
上記は試掘時の写真です。
さて、この時から一週間経ち、いよいよ本格的な収穫を行いました。
【おさらい】収穫期の目安を確認
サツマイモなどの根菜類は土の中で育つため、実際には掘ってみないと確実なことは分かりません。
とはいえ、外からでもある程度判断できるポイントがあります。
■株元(つるの根本)の葉が黄色くなる
株元の葉5~6枚が黄色~茶色くなってきたら、収穫にちょうど良い。これが最もわかりやすいサインです。
■葉全体の勢いが落ちてくる
新しい芽やつるの伸びが止まり、全体的に葉がやや硬く、色もくすんできます。
■試し掘りで芋の皮がしっかりしている
手でこすっても皮が剥けにくければ完熟に近い状態です。
以上が目安とされていますが、やはり地上部(葉)を確認する限り、正直よくわかりませんw
先週実際に試掘した感じだと、そろそろ収穫で問題ないかな・・と思います。
収穫開始します!
基本手順は試掘時と同じですね。
①ツルを株元で切る
地上部と芋をつなぐツルをハサミや鎌で切断。ツルは圃場の隅や畦外に避ける。(病気・虫が多い場合は圃場外に持ち出しが安心)
切るのは簡単。
運ぶのは重労働!ツルを畝に沿って巻き取るつもりでしたが、重すぎて断念。
株元を切ったら、畝の外側(畦側)に避けていきました。
②マルチを剥がす
マルチは土に還りませんので、しっかりと巻き取り回収します。
マルチ上のわずかな土で副塊根が育ってますので、それも回収しておきました。
③掘り返す
試掘時の土の様子から備中鍬で掘っていきます。株元にはイモが固まって成っていますので、畝の外から中に向かって進めます。
いい感じに育ってますね!
横の手袋で比較すると、試掘時より育っているのがよく分かります。
④芋の様子を観察
掘り返した大きさ・数・皮の色・虫食い跡などをチェック。

全部がそうではないですが、めちゃでかい!一週間で全然サイズが変わっていました。
また、試掘時に気になっていた虫害はほとんど見られず、腐りもほぼ見当たりません。
サツマイモ収穫まとめ
圃場サイズ:1畝(約100㎡)
作業時間:約7時間
定植株数:200株
総収量:約240kg(1株あたり1.2kg)
圃場の様子:
北側:葉勢弱め、小ぶり。収穫量は南側の約半分程度。水はけか日当たりが原因か。コガネ幼虫は中程度発生。
中央部:試掘時より肥大、中央部やや細根多。収穫量は全体の平均。コガネ幼虫は少なめ。
南部:日当たり良好で肥大良、秀品多め。コガネ幼虫は多く感じたが、根塊への被害はなし。タイミングが良かったか。
■育成メモ
・全体的に葉の勢いはやや衰え気味(晩秋としては妥当な範囲?)
・株元の黄化はまだ少ない=もう少し光合成継続中だった可能性
・コガネムシ幼虫が今後の主要懸念点。特に南部で密度高め
まぁ、以下の「放棄地状態」からの再生なら、それなりのまずまず良好な結果ではないでしょうか。
また、初年度&農薬・化学肥料を使わずに栽培(にんにく+唐辛子の自然派防虫スプレーは使用)でもこれだけの収穫ができるということが分かっただけでも結構いい経験になりました。
冬季対策。「天地返し+休耕」
試掘時にも書きましたが、コガネムシ対策が必要かなと思います。
当初の予定では、サツマイモの後には落花生の作付け予定でしたが、この計画は見送る必要がありそうです。
コガネムシ類は概ね11月~3月の寒い時期を土中で越冬するとのこと。
そのため、この冬には畝を軽く耕して天地返しを行う必要があるでしょう。寒気と乾燥で幼虫・卵を死滅させる予定です。
■冬季のスケジュール
具体的には以下のような感じで進められるといいかな?
11月:収穫後に天地返し
12月:寒起こし、圃場全体的に雑草刈して土に鋤き込む
1~2月:寒さと乾燥で幼虫減。必要なら春前に石灰+堆肥を入れる
3月:再び天地返し。緑肥の検討
作付け見送りしてもやることは沢山ありそうです。
来年に向けて少しずつ動いていきます。
まとめ
土地改良から収穫まで、この半年を通して感じたのは、今のikioの状況では「週末農家では100㎡程度が限界かな」ということです。(これとは別途お米も作っていて、それも合わせて)
まぁ、慣れてくれば倍程度はいけるかも・・?とも思いますが、まだ使えていない圃場もありますし、余裕を見つつ挑戦していければと考えております。
今回、収穫したサツマイモは新鮮なうちにOEM委託先に出荷しました。
十分な追熟期間は確保できてませんが、まぁ第一弾としての記録は取れるのでOKです。
あとは製造されている間に、商品に貼り付けるラベルを準備して、いつでも販売できる準備を進めておきます。
なんて言ってる間に、もうすぐ出店予定しているマルシェ開催日が近づいてきました。
ラストスパートがんばっていくぞー!
今回は以上です。
ごほうびの芽→https://gohoubi.buyshop.jp/
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