こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。
実家の相続農地を使って「農業 × 商品開発」に挑戦中です。
農地も立派な資産。これも不動産投資(資産形成・活用)の一環として活かし、収益化するプロジェクトを進めています!
この取り組みの始まりはこちらの記事から。
▶「農業はじめました」不動産投資の新しい挑戦
ひと月ほど前にサツマイモの収穫を行いました。
多くの根菜同様に、可食部である根塊以外のツルや葉は不要になるので、処分する必要があります。
もっと大規模な圃場・設備が整っている農家だと、粉砕機でツルを細かく刻みこんで、堆肥化するそうです。
しかし!
ikioの場合、粉砕機なんて上等なものはありません。
「ツルを鎌(手作業)で刻むのか・・?」
いやいや、それはさすがに労力的に厳しいです。
というわけで、野焼きを行うことにしました。
そもそも可能なのか?
下手すると大きな火災につながるし、近隣にも迷惑がかかるから野焼き自体が少なくなっています。実際に多くの自治体で野焼きが原則禁止のところが多いと思われます。
まずはうちで野焼きが行えるのか確認しました。
■立地の確認
先述の通り、近隣にお住まいの方や隣地の圃場に迷惑をかけないか確認です。結論、これは問題ないとわかっていました。
というのも、この畑が3方農道に囲まれて独立しているからです。
以下のような三角形の不整形地ですね。灰色の線が道路、青い斜線が圃場です。
火が隣地へ移る可能性は限りなく低く、民家も100m以上離れています。煙の心配はありましたが、風向き的にそちらへ向かうことはありません。
■野焼き自体OKか?
これは念のため自治体へ確認しました。
当日で良いので、所轄の消防署へ燃やすもの(農業残渣であること)と場所(地番)と名前と連絡先、何時から行うかを連絡すればOKだそうです。※
※焼却できるかどうかは、地域の条例や自治体の判断次第。必ず事前に確認が必要です。
※基本的には農業残渣であっても堆肥化やすき込みが推奨されているので、焼却以外の方法の検討も行うと良いでしょう。
■ツルの様子を確認
乾いているかの確認です。水分含んでいる状態だと燃えないですからね。
う~ん・・表面を見る限り乾いているように見えますが、重ねているので下の方は不明です。まぁ、いけるか?
野焼き開始!
ターボライターと燃料として不要藁、そしてHelinoxのチェアとコーヒーを用意します。
あとは、消防署に連絡すればいつでも始められますね。
①消防署に連絡
代表番号に電話しました。
電話口の方は慣れた様子で、スムーズに手続き完了です。
②水の準備
周囲に延焼はないとしても、圃場内の枯草に火が移って思わぬ火事にならないように、水を備えておきます。
圃場内に水道がありますので、ホースをつないでおくのと、手元に水を張ったバケツを用意しました。
③ツルの山をつくる
周囲に燃えるものがない場所に藁を敷き、その上にツルを重ねていくつかの山をつくります。空気の通り道ができるように重ね方に気を付けます。
このツルを移動させるのが重労働なんですよねぇ。
事前の確認通り、上の方は乾いていたのですが、ツルが重なっていた部分や土に埋まっていたりした部分もあり、なんだか瑞々しい気がします・・。マズい予感がしますが、とりあえず進めよう。
④藁に火をつける
藁はすぐに燃え尽きてしまいますが、これが燃え尽きる前にツルに火が付けばOKのはず。
うわ、煙が真っ白です!
完全に乾燥不足ですが、もう火もつけたし走りきるしかありませんw
⑤レーキで火の維持
完全に乾燥不足で火の勢いが弱い・・。
山の内部で藁が燃え尽きてもなかなかツルに火が移りません。そこでレーキで灰を掘り起こしたり、ツルの位置を調整したり意外と忙しい。
Helinoxチェアの出番が回ってきませんw
表面上は焦げているのですが、芯まで火が通っていないようです。
何だか料理のコメントみたいですが、これは笑えない事態です。
⑥諦めた!
結局3時間ほどあれこれ様子を見ていましたが、全体的にまだまだ乾燥不足で、まぁ燃えません。
もう途中から諦めて、焚火モードに入りました。コーヒーうっま!
というわけで、失敗で終わりました。
もう原因は明白です。乾燥不足!これに尽きます。
失敗原因と、次に向けて考える
ではどれくらい乾燥が必要なのか。
AIに聞いてみました。ちょっとした調べものには便利ですよね。
それによると、適切な乾燥期間の目安は、
最低:3〜4週間
理想:5〜8週間(約1.5~2か月)
とのことでした。
ついでに分析まで行ってくれたので、それもメモしておきます。

具体的なアドバイスもありました。
雨は少ない地域(瀬戸内気候)ですから、時間さえかければ十分そうですね。
年明けてからでもいいかもしれません。
まとめ
普通の焚火はアウトドアで行いますが、それも焚火台の上で行う小規模なものです。
その延長上くらいに考えていましたが、よく燃えた場合は火の番が結構大変かもしれません。
火の後始末は、灰に水をかけるだけですが、面積が広くなると消え切ったかの確認も、小規模な焚火の比ではないでしょう。
それを確認できただけでも、今回の失敗も考える機会ができた良い経験になったと言えるかもしれませんね。
というわけで、もう少し乾燥させてからリベンジ予定です!
今回は以上です。
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