株式投資 vs 不動産投資、あなたに合うのはどっち?

副業や生活設計
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

副業や資産形成を考えるうえで、株と不動産、どちらを選ぶべきかは多くの人が悩むテーマです。

結論として、この問いに正解はありません。
正解不正解という軸よりも、自分の性格や生活スタイル、目標に合わせて選ぶことが重要です。

ikioが両方経験した上で感じたことを、本記事で2人のペルソナに議論してもらいました。
投資手法選びに迷っている人が「自分に合う答え」を持てるようにまとめたつもりです。


■登場人物紹介
ミナ(27歳・会社員・株式投資歴5年)
・年間投資額:60~80万円
・累計利益:+260万円
投資はスピードと情報戦だと思っている。放置投資こそ正義派。

タカ(39歳・サラリーマン大家・不動産投資歴7年)
・年間家賃収入:420万円
・借入残高:3,500万円
・初期の物件で、失敗を経験
→屋根交換で70万円
地道な資産形成派、仕組化で安定収入を重視。

それでは、ペルソナの対話を通して、「株 vs 不動産」を考えてみましょう。

質問① 初心者におすすめはどっち? 株 vs 不動産

Q:初心者が始めやすいのはどっち?

ミナ
ミナ

断然「株」ですね!
証券口座さえ作れば今すぐ、しかも数百円単位で投資できます
スマホだけで完結するし、つみたてNISAやiDeCoなど国の制度も充実していて、商品の手数料が安いのも強みです。
「とりあえずやってみる」までのハードルの低さは最大のメリットじゃないかな。

タカ
タカ

とっつきやすさは、株だね。
でも「継続性」で言えば、不動産の方が上だと思う。
僕の最初の区分マンションはCFが+3,200円/月しかなかったけど、ほぼ手がかからず、7年連続で安定している。一度仕組みを作れば、毎月勝手にお金が入る状態になるのは、精神的にも楽なんだよ。

ミナ
ミナ

その「仕組み化」が難しいのよ〜!
融資、物件探し、管理・・初心者がつまずきやすい要素ばっかり。

タカ
タカ

実際、僕も最初はひどかったよ。

家賃5万円しかとれない、ボロ物件で屋根の劣化を見落としていて70万円余分に費用がかかった上に、入居付けに半年・・(この時点で▲100万円)。初年度は運用で地獄を見たなぁ。
でもこの経験が「ダメ物件の見分け方」の基礎になったよ。

タカ
タカ

それに、ノウハウは書籍やネットにたくさんあるし、一度経験してしまえば再現性が高い。手順が見えやすいから、性格的に合う人も多いと思う。


ワンポイント
・とにかく始めやすいのは株式投資。
・一度仕組みを作れば安定しやすいのは不動産投資。
スタートのしやすさと、継続のしやすさは別物と考えると判断しやすいです。

質問② リスクの違い

Q:株と不動産、リスクの性質がまったく違う?

ミナ
ミナ

株のリスクはやっぱり値動き。
決算のズレや、地政学リスク(戦争など)で急落することも珍しくないです。

ミナ
ミナ

特に日本時間の夜中に急激に変動することも多いので、寝て起きたらドカン!もあり得る。
加えて言うと寝不足になりがちなのはデメリットかもw

タカ
タカ

不動産は価格下落や空室、近隣トラブルに出口戦略などのリスクはあるけど、家賃収入でリスクを緩和できるよ。
入居者がいる限り収入ゼロにはならない。

ミナ
ミナ

でも、その入居者に依存するって不安じゃない?
退去やトラブルが起きたら収入止まりますよね。
株は分散すれば下落リスクにもある程度耐えられるけど、不動産は物件単位での依存が強いかも。

タカ
タカ

うん、確かに依存度は高い。
リフォームにお金かけたのに短期退去が続いて、「埋まりやすいのに儲からない」ってこともあったし・・。
だからこそ、管理体制や物件選びの腕が必要なんだよね。

ミナ
ミナ

ん~。
ある程度の余裕や知識がないと、初心者には難しそうに聞こえますね。

ワンポイント
・株のリスク →市場変動・急落・精神的負荷(スピード型のリスク)
・不動産のリスク →入居者・管理・修繕・物件依存(積み重ね型リスク)
扱うリスクの種類が根本的に違うので、あなたが「どのリスクが怖いか」で向き不向きが分かります。

質問③ 自由度とFIREのしやすさ

Q:自由度(放置度)やFIREしやすさはどっち?

タカ
タカ

不動産は仕組み化さえすれば、実働はほとんどない。
家賃振込を眺めるだけの時間の自由が手に入るから「FIRE」に近いんじゃないかな。

ミナ
ミナ

不動産は修繕や対応を避けられないから、株のインデックス投資が完全放置に近くない?
取り崩し戦略で生活できれば、それが合理的な「FIRE」でしょ。

タカ
タカ

うん、放置度だけなら株が勝ちだと思う。
でも、配当(インカムゲイン)だけで生活するには、相当な金融資産が必要になるよね?

ミナ
ミナ

そこは否定できない・・。
「FIRE」達成までの時間はかかるかもしれません。

タカ
タカ

不動産は面倒も多いけども、やり方さえ間違えなければ比較的短期間で「FIRE」しやすいと思う。
僕の場合だと、アパート一棟で70万円/年、戸建一棟で20万円/年、区分一戸で5万円/年で合計+95万円(税引前)くらいの仕組みが作れるよ。
※物件や地域次第ですが、ひとつの目安として参考です。

タカ
タカ

一度入居すれば数年単位で家賃(インカムゲイン)が得られるし、売却益(キャピタルゲイン)の単価も大きいのも特徴。

ミナ
ミナ

キャピタルゲインについては株でも保有数次第で大きくなるし、税率も有利だから、そこは資産の持ち方次第じゃないかな~?

ワンポイント
・放置度 →株が上
・FIREまでのスピード →不動産が有利なケースが多い
「完全放置したいのか」「早く自由を得たいのか」
あなたが、どちらを重視するか考えると考えやすいです。

質問④ 税金・融資のポイント

Q:税金や融資について、お互い気になる点は?

ミナ
ミナ

税金のシンプルさでは株が圧倒的です。
20.315%の一律課税(分離課税)で、特定口座なら確定申告すら不要で手間が少ない。
不動産は経費・減価償却・青色申告・・って複雑すぎると感じます。

タカ
タカ

その複雑さがむしろ武器になるんだよ。
経費・控除を使えば節税の幅が大きくて、実質的な手取りを増やせる。
これは事業としての投資ならではのメリットだね。

ミナ
ミナ

なるほどね~。

でも初心者がそこまで理解するのって現実的?

タカ
タカ

最初は誰でも戸惑うけど、勉強すれば必ず身につくよ。

ミナ
ミナ

あ!それと、融資を使うって借金てことだよね?
私はちょっと怖いかなぁ・・。

タカ
タカ

そこは完全に考え方の違いだね。
僕にとって融資はリスクじゃなく信用の活用。
手元資金以上にレバレッジを利かせられるのが不動産投資の醍醐味だと思うよ。
たとえば100万円で株を4%運用すると4万円だけど、1,000万円(手元資金100万円+融資900万円)を4%で運用すれば単純計算で10倍の40万円の収益だしね。

ワンポイント
タカの例示は「わかりやすくするための単純化」したものです。
実際は、不動産には経費・税金・返済があるため、そのまま10倍の利益になるわけではありません。
ただ、レバレッジを活かせる構造※は株にない大きな特徴で、不動産と株では利益を生む構造が違います。
この違いを理解しておくと、より自分に合った資産運用戦略を立てやすくなります。
※一般的には返済比率は50%以下が健全と言われていますので、過度なレバレッジはそれだけリスクが高まります。

質問⑤ 向いている人の特徴

Q:どんな性格の人に向いている?

タカ
タカ

不動産は、地道に積み上げるタイプの人に向いてる。
入居者や業者とのやり取りが苦じゃない人は相性がいい

ミナ
ミナ

性格診断みたいだねw
地道に積み上げるて複利を得るのは投資信託でも同じだけど、ローリスクローリターンで、短期で結果を求める人が株向きと思うよっ。

ミナ
ミナ

つまり、タイパ最強?!

的な感じ!

タカ
タカ

結果が見えやすいのは株だよね。
ミドルリスクミドルリターンで融資を使うけど、資産規模を早く育てたい人は不動産が合いやすいね。

ワンポイント
結局必要なのは、「いつまでに」「いくら必要か」の2つだけ。
この軸が決まれば、手法の迷いは一気に減ります。

まとめ

今回の記事はいかがでしたか?
これでも短くまとめるのに、それぞれのメリットデメリットをかなり簡略化しています。これをきっかけに興味のあるものを自身で調べてみるのもいいかもしれません。

ikioは、30代〜40代で「早く資産基盤を作りたい」なら不動産が最適と考えています。

理由は、
・レバレッジ効果が圧倒的
・キャッシュフローが自分でつくれる

・仕組化すれば半放置が可能

もちろん、不動産は最初が最も難しく、“物件の目利き”ができるまでに必ず痛みを伴います(これは言い切ってもいいでしょう)。
また、ペルソナの対話内では初期費用に触れましたが、他のリスクとして今後金利の上昇(返済金額の変動)や、運用中の災害もあることを忘れてはいけません。
相応のリスクや知識量は必要になりますが、それでも一度仕組み化できれば、資産拡大のスピードは株の比ではありません。

こちらも参考にしてみてください。
中古戸建 vs 区分マンション、初心者におすすめはどっち?

ちなみに、20代では株でいいとも思います。
これは少額で始められるので、まだ年収の少ない段階では有効だからです。また、やはりスマホ一台あればできる始めやすさ、そして先達プレイヤーの数が多いので自分に合うやり方を見つけやすいのもポイントです。
この段階で十分な金融資産と、早い段階で「投資に慣れる」経験ができれば、その後の資産運用にも大きく影響があるとも思います。

ミナとタカ、どちらの言い分も「正しい」です。
投資とは勝ち負けではなく、自分の価値観を資産に変える方法なのではないでしょうか。

どの手法を取るかは人によりますが、まずは少額からでも自分に合う方法を試して、経験を積むことが最も重要です。

今回は以上です。

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