夏は一年で一番反響が悪いか?

不動産賃貸業
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

2025年夏、もうただただ暑い・・
昨年同様、年々猛暑化し、その期間が長く感じられます。今年は6月から真夏日が続いていますからね。

ikioも物件購入に向けて内見に行くのですが、ぶっちゃけこの時期は足が重くなります。だって、通電していない、あるいはエアコンのない、「軽いサウナ状態」の室内に行きたくないんですw

こういった内見というのは、購入に前向きな状態で行うものですよね?
それでも「長居したくないな〜」と感じるわけで、この辛さを入居希望者の人たちも同じように感じているのではと疑問に思ったんですよね。

空室が埋まらない原因も、やはりこの暑さによる行動の鈍化にあるのでは?・・空室の原因を暑さのせいにして思わず現実逃避したくなりますw

さて、そこで実際のデータを確認してみました。

夏場は一年を通して一番動きが悪い?

日本には四季があり、気候によって行楽や移動のタイミングに差があります。
そう、つまり一年通して気候が安定しているわけではないのです。

どうしても「今動かなければいけない!」という必要がなければ、気候が厳しい時期には「今でなくでもいいかな・・」と動きを先延ばしにしたくなるのは自然なことです。

まさに夏はその典型かもしれません(偏見です)
冒頭でも少しお話したように、蒸し暑い屋内にわざわざ出かけたくない人が増えるのも当然でしょう。ね?

一方、冬は違うんですよ。冬は。
入学・進級・転勤など、12月以降には多くの人が「今動かなければ!」という意識になります。冬から春にかけては、大多数が動き出すタイミングになるはず。

しかし、夏はどうでしょう。
特に大きな人流もなく、日中は外出すら避けたいという状態!これが賃貸市場にも影響しているのではと考えられます。

入居希望者の動きを見てみる

実際にウチ〇ミの2023年と2024年の神戸市某区(人口約15万人)のデータを見てみました。

2023年


2024年



サンプル数が少ないので、やや傾向がつかみにくいですが・・。

・1~3月期
繁忙期ですね。前年の12月くらいから平均閲覧数は300~400で、実際に問い合わせしている人もポツポツいるようです。安定して入居者が動いていると考えられます。

・4~6月期
繁忙期に比べると一段落ち着いてますが、5月のゴールデンウィークくらいまでは閲覧数300~400程度でそれなりにあります。
そこを過ぎると閲覧数が100~200台にガクッと落ち込んでいます。

・7~9月期
お盆やシルバーウィークといった大型連休によって、8月中旬から閲覧数は300前後に少し持ち直します。
暑い時期に勝負をかけるなら、この連休を見据えて施策をとるべきでしょうか。しかしWeb閲覧はしても問い合わせ~内見にはほとんど結びついていません。

・10~12月期
2024年は10月は夏の時期より動きが悪い!思い返せば2024年は10月前半でもまだ30度を超える日がありましたし、そこから秋雨の影響か11月も低迷しています。
その反動で12月から一気に閲覧数が500くらいまで急上昇していますね。


う~ん・・データで見ると季節そのものよりも、「緊急性があるかないか」、「連休の時期」か。という要素の方が反響に表れているようです。

まとめ

データで見てみると、
・閲覧数(物件情報を調べている人)は季節を問わず一定数いる。
・問い合わせや内見という「実際に行動する人」は、 1〜3月・8月お盆〜9月に偏っている傾向。
やはり暑い時期はみんな動きたくないんですよ!!

ikioも現在募集中の物件がありますが、正直なところ、7月は反響がほとんどありませんでした。中には申し込みがありながら、契約直前で白紙になってしまったケースも・・。やはり暑い時期はみんな動きたくないんですよ!!

とはいえ過去の傾向から考えると、今後閲覧数が増える可能性は高いと見ています。
例えば、「エアコンなどの設備をプレゼント」、「フリーレント1ヶ月」、「家賃を下げる」などキャンペーンや経営判断をするなら今の時期が最も効果的かもしれません。

実際に、不動産業界でも、夏場(5〜8月)は閑散期とされ、その間に家賃や初期費用の交渉が通りやすくなる傾向があります。仲介業者も、余裕のある時期には内見対応が丁寧になるという声も聞いた事がありますね。

暑さに負けて現実逃避していても仕方ありません。今回調べた傾向をもとに何か手を打てないか、管理会社・仲介業者と連携して戦略を練っていきたいと思います!

今回は以上です。

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