指値と値切り。似た意味でも使う相手は違います

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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

指値という言葉は不動産を売買する際によく聞く言葉です。一方、値切りは業界関係なく、一般的な言葉ではないでしょうか。

意味合い的にはどちらも似ています。

主に提示されている金額に対して、もう少し安くならないかと交渉する時に出てくる言葉ですね。

意味としては似ていても、それぞれの言葉を使う相手は全然違います。不動産投資におけるこれらの交渉を、ikioの感覚でまとめたいと思います。

指値(さしね)について

先述の通り、不動産投資においては、主に売買の際に出てくる言葉です。

買主側が、(仲介業者を介して)売主にこの指定価格なら買いますよという時に使います。
対になる言葉で、売り出し価格の事を出値というそうです。

一般的に指値は1割程度~など言われていますが、実際には全ての交渉に当てはまるわけではないです。
例えば、ボロボロの100万円の物件に対して10万円程度交渉したところで、大して意味がないですよね。逆に10億円の物件に対して1億円も出したら仲介業者の段階で握りつぶされてしまいます。
これは極端な例ですが、物件次第で1割なんて数字に何の根拠もないのが分かるかと思います。

そもそも何の根拠もなしに指値をする事自体が間違いではないでしょうか。
シロアリや雨漏りなど目に見えて問題がある場合
残置物を買主側で処分する場合
など、買主側の負担が大きいから交渉したい。なら売主側としても理解しやすいかと思います。

長期間売れ残っている、一刻も早く手放したい、など売主の事情がある場合も交渉は容易になります。


ここまでは一般論です。
実際に内見に行って仲介業者へヒアリングすると

業者
業者

とりあえず出してください!

皆、口を揃えて同じ事を言います。
それでも本当に売主まで話を持っていくのは、10人中8人くらい。残りの2人は業者側で止めている感じがします。

まぁ、ikioが購入検討するのは価格の低い物件ばかりなので、仲介業者としても大きく利益が出るわけでもないので、そこまでやる気がない気持ち分からないでもないです。

ただ、買主側としても、この指値が通らないと利益が出ない、取組む意味がない物件になってしまうという事情もあります。
そもそも根拠なしの何となくで指値していないし!しないと修繕費も捻出できないんだし!

2~300万の物件で100万近く指値する事も全然あります。
まずは同行しているであろう仲介業者に真っすぐ伝えてみるのが一番いいです。絶対無理な場合を除いて、

業者
業者

とりあえず出してください!

って言いますしw
仲介業者と売主との関係次第では1割以上の指値は全然通ります。

値切りについて

値切りは説明するまでもないですね。

では値切りは誰に伝えるものかと言いますと、不動産賃貸業として、こちらから施工業者への発注の際です。

結論から言いますと、値切りに関しては極力しない方が良いかと
思ってます。


まず、施工業者へ依頼しているという事は、その作業は業者に任せるわけです。仕上がりが業者次第という事は、首元を抑えられているのと同義と思います。
もちろん、施工業者も人間なのでモチベーションで作業効率やクオリティも変わります
まぁ、あえて波風を自分から起こす必要はないですよね。

とはいえ、施工業者の言いなりになるのか?!というとそう言うわけではありません。

見積りを取る時に相見積もりにしますよと一言加えるだけで滅茶苦茶なぼったくり価格は少なくなりますし、実際に何社か比べて費用対効果が納得できる会社に請負ってもらえばいいだけです。

なので、値切る値切らないの前段階で、取捨選択する感じですね。結果的に値切らない形になります。

でも、しょぼい作業で何人も動員していたり、よく分からない項目で費用が掛かっていたりなど、どうしても納得できない場合は突っ込んで聞いていいと思います。

まとめ


不動産投資に限った話ではないですが、何らかの事業を行う上で、他者との関わりは避けて通れません
しかも、その他者たちはそれで飯を食っているプロです。

そのプロたちの中で、副業だし自分は何も知らないから~という意識で言われるままに購入や工事をしてしまうと大きな失敗・後悔をするかと思います。

また、変な人情で動いてしまえば、それも良い結果ばかりになるわけではありません。冷たい態度を取れ!という事でもないですが、冷静な頭を持つ必要はあるかもしれません。

知識は自分を守る武器です。
交渉事を行う上で、やはり当事者意識は常に持つ必要はあります。上手く周囲と連携して、良い物件に出会い・育てていきましょう!

今回は以上です。

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