不動産投資に風水は活かせる?

初心者のススメ
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

今回は、「風水って不動産投資に活かせるの?」という、少しスピリチュアル寄りなテーマを、科学と実務の視点から掘り下げてみたいと思います。

結論から言えば、不動産投資において最も重要なのは収益性と安全性。風水はあくまでこの本質を強化する為の「+αの視点」の感覚で活用するのが現実的です。

内見をしていると、時折「この物件、なんか気持ちよくないな・・」「ここは空気が澄んでる感じがする」といった感覚を持つこと、ありますよね。内見に限らず、似たような体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
それを「気」と呼ぶのか「環境」と呼ぶのかは人それぞれですが、人が無意識に感じる違和感や心地よさって、実はけっこう大事です。
個人的にはスピリチュアルを否定するつもりはありません。感覚やフィーリングも、暮らしやすさを考えるうえでは立派な要素ですから!

とはいえ、物件購入の決め手が「風水がいいから」だけになるのは、ちょっと危険です。目的がズレてしまっています。

ということで今回は、不動産投資家として押さえておきたい以下の視点で風水を見ていきます。
・風水的な考え方のどこが参考になるのか
・解釈次第で受け取り方が変わるポイントはどこか

今回は具体的なテクニックではなく、「マインドセットの一つ」として、風水をどう活かせるかを考えてみましょう。

「風水」は立派な投資判断?

まず大前提。
不動産投資とは、正確には「不動産賃貸業」。れっきとした事業です。
だからこそ、最重要なのは以下の3つ。

①立地・需要・利回りなどの収益性
②建物の劣化リスクや管理のしやすさ
③災害リスクや法的規制の有無


自分で住む家であれば、感覚や風水を重視してもOKです。
でも事業として物件を選ぶなら、「玄関が南東向きで運気が良い!」という理由だけでは判断できません。
とはいえ、風水の中には「昔の生活の知恵」や「自然とのつき合い方」がベースになっているものも多く、科学的・実用的に納得できる要素もあります。

要は、どこまでを参考にし、どこからが信じすぎなのかを見極めるバランス感覚が大切ということです。

風水ポイント、実際どうなのでしょうか

風水的に「良い」とされる代表的なポイントを、投資目線で検証してみましょう。

①玄関の方角は南向きがいい
→ これはあり寄りです。
南向きの玄関は日当たりが良く、湿気がこもりにくいという明確なメリットがあります。また、玄関まわりが明るいと第一印象も良く、内見時の印象アップにもつながります。
反対に北向き玄関は日照が少なく、カビや結露のリスクが高まる傾向があります。これは合理的に避けたい理由ですね。

ただし、「絶対に南向きでなければダメ!」というわけではありません。
間取りや家賃設定などで十分カバーできるため、方角はあくまでプラス要素くらいに捉えるのが良いのでしょう。

②背後に山があると守られている
→ 注意が必要!むしろ無しです。
風水では「背に山・前に水」が吉とされますが、実際にはリスクの方が大きいです。背後の山(斜面)は土砂災害や倒木のリスクが高く、ハザードマップで「土砂災害警戒区域」に該当する場所は特に要注意。
また、山によって日照が遮られ、湿気がこもることも。虫が出やすくなるという点も、借り手にとってはマイナス要素です。

「守られている」どころか、しっかり確認すべきリスク要因と捉えるべきでしょう。

③入った瞬間気分が悪くなる部屋
→これは根拠ありだと思います。
「運気が下がる」とも言われますが、そう感じる部屋はたしかに存在します。たとえば、暗い壁紙や床、経年劣化による床の傾きなどが原因で、視覚的・身体的に違和感を覚えることも。敏感な人には特に影響がでやすいです。

「気分が悪くなる部屋を避ける」という意味では、運気の下がる部屋という表現も、あながち間違いではないのかもしれません。

④水回りの位置と清潔さ
→ これは大事。明確にありです。
風水では「水回り=金運に関わる」とされますが、現実的にも理にかなっています。水漏れ・排水トラブルは建物の劣化を早め、カビ・臭気・虫などの原因にもなりますからね。
当然、入居者にとって不快な環境になれば、空室リスクも高まります。つまり「清潔でトラブルの少ない水回り」は、賃貸経営における重要な投資判断材料になるわけです。

風水から読み取れる副次的ヒント


風水の本質は、「環境との調和」と「住まう人の快適さ」です。この考え方、借り手視点で物件を選ぶ際のヒントになると思いませんか?

たとえば・・。
・玄関に観葉植物があると雰囲気が良い
→内見時の印象アップにつながる
・キッチンが明るく開放的
→ファミリー層に好印象
・風通しが良さそうな物件
→湿気・カビのリスクが少ないと感じられ人気

いずれも風水的には「吉」とされる条件であり、借り手が「住みやすそう」と感じやすい要素でもあります。
つまり、「風水的に良さそう」と思える物件は、実際の入居者にも好まれる可能性が高く、投資的にもプラスに働く可能性があるんです。


最後に、「風水って本当に効果あるの?」と感じた、個人的な体験談をひとつご紹介します。

そこは戸建物件で、玄関ドアを開けると正面は壁、左手には腰くらいのシューズボックス、右手に廊下が伸びているという間取りでした。
大きな姿見が玄関開けて正面の壁に付いており、風水でいう「玄関の正面に鏡を置くと、玄関から入ってくる良い気を跳ね返す」という配置になっています。
内見は入れど、なかなか申込は入らない・・もんもんとした気持ちを募らせていたikioは、何か少しでも手を打たねばと色々調べた結果、先述の鏡の位置が風水的に悪いことを知りました。

藁にもすがる思いとはこのこと。
とりあえず何でも試してみるかと、シューズボックスを姿見付きの背の高いものに変えました。まぁ実務的にも「靴を履く時に全身見れた方が便利」という理由もありました。

果たして功を奏したのか、すぐに申込が入りとんとん拍子に入居が決まりました!
これは風水を知り改善案を打ったからなのか、完全に偶然なのか・・検証しようがないですが、少し信じてみたい気持ちになった件でした。

まとめ

風水は「心地よさのヒント」として活かせそう!

風水の考え方には魅力がありますが、のめり込みすぎる必要はありません。
ましてや「金運が上がるから南西角地にする」といった投資判断をしてしまうのはもはや本末転倒です。
とはいえ、風水が教えてくれる「気持ちよく暮らせる環境」は、物件の魅力を高めるヒントとして活かせる要素も多いもの。

不動産投資において最も大切なのは、収益性・安全性・リスク管理
そのうえで、風水的な考え方を「借り手にとっての快適性」として取り入れるのは、悪くない選択肢です。
・・なお世の中には、科学的根拠のないオカルト的な情報や、心理的瑕疵のように曖昧で扱いづらい問題もあるのが事実。結局のところ、物件も人も「心地よい」と感じることが最大の魅力になるのかもしれませんね。

是非、次回の内見では「心地よさ」の観点から物件を見直してみてください。借り手が「住みたい!」と感じる物件こそ、不動産投資成功の鍵です。

今回は以上です。

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