収益物件にも使える?低コスト防犯カメラを自宅で検証

リフォーム・DIY
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

以前にも「自宅に防犯カメラを設置する」という内容の記事を書きました。
▶防犯カメラを設置してみた

カメラそのものは問題なかったのですが・・。

【失敗要因】
屋外コンセントのない場所に設置
→ソーラー充電式を購入
→肝心のソーラー発電が十分行われず、バッテリーがすぐ切れてしまう失敗

という流れでした。
当時は価格を優先して、よく分からないメーカーを選んでしまったのが失敗の理由でした。

【改善案】
屋外コンセントを増設する

このように、給電の根本解決を図ることにしました。
計画自体は当時すぐ立てていたのですが、他のことを優先しているうちに気づけば約3年も経っていましたw
流石にそろそろ取り掛からねばなりません。

今回、自宅用として設置した防犯カメラですが、実際に設置してみると「これ、賃貸物件でもかなり使えるのでは?」と思うようになりました。

本記事では、「自宅に防犯カメラを設置したが失敗した」記事の続報として、設置までの流れをまとめています。

給電問題の解決


※AI生成イメージ​

当時(2023年)に比べればソーラーパネル自体の性能も高くなっていますし、国内外問わず世界シェアを誇る大手メーカー製品が増えてきました。
しかし、今秋のような長雨や台風などの災害時にパネルがダメになるリスクを考慮すると、やはり有線給電が一番安心です

そこで、まずは電源周りの改修を計画した、というわけですね。

屋外にコンセントを追加する場合、以下の問題が生じます。
①外壁(タイル)に穴を開ける必要がある
②電気工事士に依頼する必要がある


特に①が重要で、ここを「ハウスメーカー以外が触ると外壁全体が保証対象外になる」という罠がありました。
えええ・・数万円を惜しんで職人に直接依頼した結果、保証がなくなってしまうのは非常に困ります・・。

こればかりは仕方ないので、ハウスメーカーのリフォーム部門に相談しました。
まぁ、他のリフォームのついでにやってもらうことにします。

内容としては、内外に穴を開けて屋内の配線から引っ張ってくる形です。
費用は約2万円。結果的に少額で済みましたし、保証を残したまま工事できたと思えば安いものでしょう!

屋内側はクロスを剥がしてボードに穴を開け、配線後に穴を塞いで元のクロスを貼り直す・・はずだったのですが、日当たりの良い場所だったため剥がしたクロスが劣化してボロボロに。貼り直しができない状態でした。

「これだけのためにクロスを発注しなければならないのか?!」と焦りましたが、建築時の余りが収納の奥に眠っていたので再利用でき、難を逃れました。
資材は何だかんだ残しておくものですね。

防犯カメラの選び方

​以前はよく知らないメーカー品で痛い目を見たので、今回は有名メーカーに絞りました。

■防犯カメラを選ぶ際に重視したポイント
・給電方式(有線)
・防水性能
・視野角
・動体検知
・録画方式(クラウドサーバー以外の選択肢があるか)
・SDカード対応
・スマホからの確認
・設置方法

これらを検討した結果、TP-Linkの「Tapoシリーズ」を採用。
Ankerも候補に上げましたが、こちらはバッテリーの強みを活かしたソーラー式がメインのようだったため、有線給電ができるTP-Linkを選びました。価格もTP-Linkの方が手頃です。

■自宅用
屋外設置用のIP66防水規格、自動検知機能付き360度対応の機種を選択。
Class10のSDカード、取り付けベルトと合わせて約2万円でした。

■オフィス用
屋内用。自動検知機能付き180度対応。
Class10のSDカードと合わせて約5,000円。


屋外用は壁にビスを打ち込むタイプでしたが、タイルに傷を付けたくないので雨樋に金属製のベルトで固定することにしました。
屋内用は片手に乗るサイズで、水平な場所であればどこにでも置ける仕様です。

Tapoシリーズは専用のスマホアプリがあり、これで初期設定を行います。
設定手順自体は簡単で、2台設定するのに20分程度で終わりました。アプリでカメラの操作や録画の確認も行えます。
カメラの向き調整に加え、検知範囲も設定できるので、敷地内のみ反応するよう調整しました。ご近所のプライバシーを守れる設定があるのは良い点ですね。

案件じゃないのでデメリットも書きますが、検知機能の精度は並み程度で、降雨でも動体反応します。また、自転車など検知しても、カメラの追尾が間に合わず、フレームから外れます。
あと、3K・5MP対応なのに、なぜか25fpsまでしか録画できません。
センサーとカメラ機能がチグハグな印象です。

DIYで設置する

初期設定が終わったカメラを配置していきます。

オフィス用は電源コンセントが届く範囲であればどこにでも置けるため、玄関から室内が見渡せる向きで設置しました。1Kほどの広さなのでほぼ死角もありません。

屋外用は計画通り、雨樋に金属製ベルトを巻いてそこにカメラの土台を固定します。
・・が、ここでちょっとしたトラブルが発生しました。

■ネジがない


ベルトとカメラの土台を固定するのに「ネジ+ナット」が必要です。しかし、カメラの付属品にはコンクリート用ビスがあるだけで、肝心のネジが入っていませんでした。

■ACアダプターがL字


完全な確認不足ですが、アダプターのプラグがL字型でした。これにより、屋外コンセントの保護カバーに干渉してしまい、コンセントに挿せません。
急遽、縦型用の延長タップを用意する必要がありました。


どれも本当に些細なトラブルなのですが、このためにホームセンターへ走らされるのは何だかどっと疲れましたw
ともあれ、無事に設置できたので、数年越しの宿題に一区切りがつきました。


※アプリ画面

賃貸物件で使うなら?

駐車場や一棟物物件の防犯カメラが必要な場面では、今後はこの方法で十分いけそうな気がします。

■駐車場
車上荒らし、いたずら防止

■アパート、マンションの共用部

→駐輪場や出入口を撮影

■無人の事務所
■空室期間中の物件

→不法侵入、設備破損対策

■ごみ置き場

→不法投棄対策、住民以外によるごみ捨ての確認

■農地や資材置き場

→盗難対策、害獣対策

利用シーンは、ぱっと思いつくだけでも結構ありますね。
いずれの場合でも、数万円程度の費用で被害抑制ができるならコスパは良いかと思います。

農地など、そこまで高性能を求めない&耐久性重視なら、トレイルカメラ(電池式)なども更に選択肢に加えられますしね。


■考えられる懸念点
・区分では、共用部に勝手に取り付けられないでしょうから、組合へ確認が必要
・入居者のプライバシーがあるので、撮影範囲の掲示や告知も必要そう
・屋内設置の場合は電源確保できるか
・SDカードの管理や故障時の対応を管理会社と共有

などなど。

実際に収益物件に取り付けた場合は、別途記事にまとめたいと思います。

近年は配線や室外機、果ては水道メーターなども盗難に遭うそうです。
自宅にしろ、収益物件にしろ、この記事をきっかけに防犯面の見直しをされるのも良いかと思います。

まとめ

今回の実例では、コンセント増設+カメラ2台+SDカードなどを含めて約4.5万円でした。
設置にあたって改めて防犯カメラを調べ直しましたが、どのメーカーも性能が上がっているうえに価格もリーズナブルになってきていますね。

自分用(自宅・オフィス)で試してみて思いましたが、賃貸物件や農業用などで設置する場合でも、全然DIYで対応できそうです。

それにしても、一昔前に比べると防犯カメラ設置のハードルはかなり下がりましたよね。
・電源 →ソーラーでも設置できる選択肢
・ネットワーク →ポケットWi-Fi
・設置 →カメラ設置は無資格でも可能


※電源配線や高所作業は業者依頼を推奨

また費用面についても、一度設置してしまえば、維持費はネットワーク費用の約1,000円(※)のみです(今回は既存Wi-Fi使用なので追加費用なし)。

※ポケットWi-Fi+データSIM使用の場合

先述のように不動産投資家目線で考えると、防犯カメラは意外と使い道が多そうです。
入居者のプライバシーや撮影範囲などにも注意しつつ、今回のような市販カメラを使った低コスト対策は今後も続けていきたいと思います。

今回は以上です。