こんにちは。ikio（@ikio04731250）です。
先日、戸建の内見に行きました。
▶【内見】戸建 12軒目
この物件、プロパンガスを使用しています。外から見るとガスボンベが見えてました。
調査したところ、都市ガス管は前面道路まで来ていますが未接続のようです。築40年弱ですし、当時はまだガス管が来ておらずそのまま現在に至る・・という感じなのでしょう。
内見前に気になっていたこと。
プロパンガスは都市ガスに比べて、維持費がかなり高くなる・・という噂。話としてはよく聞きますが、実際にどの程度金額が変わってくるのかは調べてませんでした。
この機会に調べてみました。
まぁ、あくまで一地域での話ですので、ご参考までに。
料金の比較
そもそもプロパンガスが高くなるのは、ガスの利用料の他にボンベの運送費や設置に人件費がかかるから、と言います。
とはいえ、巷で噂されるように都市ガスよりプロパンガスの方が1.7～1.8倍も高いという話も少し疑問を感じます。そんなに人件費かかるの？？
実際に料金表は各社のホームページで公開されてますので、比べてみます。
①都市ガス（大阪ガス）※2025年3月時点
都市ガスは下記の式で料金が決まります。
ガス料金 ＝ 基本料金 ＋ 調整単位料金 × ご使用量
標準家庭のガス使用量が約31m3との事ですので、基本料金はB料金を適用します。
1,364.81（基本料金）+161.35（調整単位料金）×31（使用量）＝6,366円
うむ、まずまずの金額です。ちなみにikioはずっとオール電化なのでこの料金が高いのか低いのかは判断できません・・。
②プロパンガス（伊丹産業）※2025年3月時点
プロパンガスは下記の式で料金が決まります。
ガス料金 ＝ 基本料金 ＋ 従量料金
プロパンガスは都市ガスに比べると発熱量が多いため、使用量はプロパンガスの方が少なくなるようで、平均使用量は約10m3との事でした。
2,761（基本料金）+6,612.5（従量料金）＝9,373円
んー！確かに割高感ある！使用量でも1,000円ほど差がつきましたが、基本料金が倍近くありますね。これが運送費と人件費なのか。
しかし、その差は約1.5倍くらい。噂ほども差がない・・。尾ひれが付いてたのか？と思いきや、こんな資料も見つけました。
LP ガスの料金を住宅別にみると、集合住宅、戸建とも、価格に大きなバラツキがみられた。平均使用量は集合住宅（平均 10.9 ㎥）と戸建（平均 11.0 ㎥）でほぼ同じにも関わらず、平均料金は集合住宅（平均 6,939 円）と戸建（平均 5,725 円）で、集合住宅の方が 1,000 円以上高かった。
日本生活協同組合連合会「「わが家の電気・ガス料金しらべ」報告書（5 月分）」
戸建よりも集合住宅の方が料金高めなんですねー・・。これって所謂プロパンスキームの影響をもろに受けた結果ですよね。昨年より法改正がなされたので、今現在もこうとは限らないですが、これがあってプロパンガスは都市ガスよりも1.7～1.8倍も料金がかかると言われるんですねぇ。
実際に高いんだなぁ
調べた結果、実際にプロパンガスの方が1.5倍ほど高かったです。
せいぜい1.2～1.3倍くらいの感覚でしたので驚きです。自分で住むのであれば躊躇しちゃいますね～。
ただ、補足として、プロパンガスにもメリットがあります。それは災害時です。
都市ガスはガス管を道路に埋没しておりますので、例えば大きな地震などがあれば自宅付近で被害はなくとも、近隣でガス管が割れたりしますと復旧作業が終わるまで使用できません。
一方、プロパンガスはボンベを運ぶことができれば使用できますので、災害時にはめっぽう強いわけです。
昨年も少し騒がれたように大型地震はいつ起こってもおかしくなく、そういった防災目的で使用されている人も、おそらくいるのではないでしょうか。
あと、先述でも少し触れましたが、発熱量が大きいのもメリットで、飲食店ではプロパン物件の方が需要はあるかもしれません。
そして、実際に生活するなら別にすべての設備をガスにする必要もありません。
この内見した物件でもそうでしたが、プロパン物件は給湯器が石油給湯器である事が多いです。というのも、単純にプロパンガスより灯油の方が安価だからですね。プロパン物件の内見では給湯器もチェックしてみると良いでしょう。
場所は取りますが、石油給湯器の方が長持ちすると言われてますしね（壊れるときは何でも壊れるのですがw）
まとめ
イメージだけではなく、実際に高かったですね～。
でも、先述したようにガス代を抑える方法はありますし、あまり客付けに影響があるとは思っていません。
それがデメリットであるならば、それを上回るメリットを付与し魅力ある物件に仕上げれば良いのです！逆にやる気が出るというもの。頑張るぞ～！
今回は以上です。
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